やってられるかーって上司を殴る前に

会社では教えてくれない労働法をはじめとする法律知識を社会保険労務士資格を持った現役人事担当者がこっそりと教えます。法律で理論武装をしましょう!

どうやって転職しよう?? 04/30

社労士を取って転職したいって希望があったけど、


受験勉強時には


難関資格(本人が勝手に思っている)なんで

(取得者なら)すぐに就職先が見つかると簡単に思っていた。


今思えば、無謀だったと思う

人事職についている者なら現在転職マーケットがどうなっているか、

希望職種の採用動向や求められているスキルや経験がどの程度なのかを

リサーチしてから動くべきなのに、当時は何もしていなかった。

というより恥ずかしい話、知らなかった。
社労士を目指している人って、こんな考え方の人は多かったように思う。

受験予備校に通っている周りの人も自分とあまり大差ない認識だった。


独立志望の人も、

「日本の9割以上の会社は中小企業、そのうち社労士と顧問契約している割合は

多くても2割。その他は野放しになっているから、そこを開拓すれば

いくらでも儲かる。宝の山はそこにある!!」


みたいな宣伝文句を純粋に信じていた・・・・



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転職までの下調べ 04/29


みなさんは新しい車がほしいと思ったらどういう行動をします?

○パンフレットを取り寄せる

○雑誌などで下調べ

○展示場に行く(ディーラーにいく)

○試乗する

とまあ、いろいろと行動すると思う。


ただ、社労士で活躍しようと考える人は(当然自分も入っているが)

まず成功した姿を想像し、自分もそうなるという決意をするのだが、

いわゆる下調べをなぜかあまりしない傾向がある

多分、夢が大きすぎて現実がぼやけてしまうのかも・・・



独立希望者は


1年はしんどくてもその後は収入が増えて

3年以内には年収○○○を超えて・・・

と想像はたくましいが、それを実現するための


方法論にまで頭が回っていないように思う。

転職希望者も同じことが言えると思う。



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勤務社労士 04/27

受験予備校や本でも社労士の独立の話は苦労せずに探せるが、

独立せず、会社でどんな仕事をしているか?ってなると

ほとんどが


「会社内では勤務社労士として人事の仕事についている」くらいの情報しかない。
具体的に社労士を持っている人が


人事の仕事をしたらどんなメリットがあって、他の人と差別化ができるかっていう


情報はほとんどつかめなかった。


個人的な考えとしては


別に社労士を持っていなくても人事はできるということ

ただ、

「これは法律的にみて大丈夫か?」という判断を求められたときに


明確な答えが出せる点は専門知識を持っている者の強みだと思う。

その点では責任は重い。ある種最後の砦みたいな役割が求められるから



それ以外だと社内でのスペシャリストとしての認識が高まる点だ。


とりあえず、保険や年金などのことなら○○さんにきけば解決するよ!


みたいな感じで認知度はあがる。

たまに「どの生命保険に入ったらお得??」って質問もあって

困ることもあるけど・・・

保険は保険でも「生命保険」は対象外なんで・・・


まあ、FPも持っているから対応はできるのはできるけどね


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受験の思い出 04/25


少し本題とそれているとは思うが、受験時代の思い出を・・・

本格的に受験勉強をしようと思い受験予備校に通った。


そう思ったときから試験まで半年しかなかったが


試験は1年に1回なのでその年に受験しようと考え、


「普通は約1年かけて準備するところを倍のスピードですれば


半年で間に合う」という無謀な計画を立てて実行した。


だが、仕事を終えてからの勉強はとても眠く、睡魔との闘いだった・・・


休みの日も勉強に時間をあてたが、思うようにはかどらなかった。


ただ、1年目は合格ラインまであと数点のところまでの成績だったので


「半年の準備でここまでやれた!来年は大丈夫だろう。」という


変な(?)自信がついてしまったため、


次年度の勉強時間は少なく、その年もアウトだった・・・


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やってられるかー!!って思った瞬間 04/23

転職をおぼろげに考えていた頃


いつものボスとのやり取りをしていると



有給の話になり


「有給が法律上必要というなら、とりあえず5日認めよう。



その代わり、ペナルティとして1日あたり10万円減給するからな。



どうしてもとりたいなら給与半分になってもいい覚悟があれば取ったらいい!」





「有給休暇の意味がわかっていますか??取れるものを取って



ペナルティなんて聞いたことがない。」




「うるさいやつやなあ・・・この業界は労働基準法の対象外なんで



認めるかどうかは俺の気持ち次第やからな。



あまりごちゃごちゃいうとお前の評価がさがるぞ!」



「わかりました・・・もういいです・・・」




「社労士って取ってもあまり意味のない(生活できない)資格やで。



義理の親父が持ってるけど、そんなこと言ってたからな。



おまえも目を覚まして仕事に打ち込め。



どうせ、資格取っても何も変わらんから。」




半年ほどやりとりを続けていたが、もうこの組織でやっていこうという



気持ちがこれをきっかけになくなってしまった。



と同時にボスの義父はどうか知らんが、俺は成功してやる!!



見返してやる!!って変な決意をしたことを覚えている・・・


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ボスとの決別! 04/22

ボスとのやり取りを続けているうちに



社会保険労務士の資格を取ってその道(人事)で仕事がしたい

と強く思うようになった。




当然、その組織に残って組織を変えることも選択肢としてあったが



その会社に強い執着があったわけでもなかった。



というのも、その頃はバブルが崩壊し就職活動の風向きが変わり



男性は営業職での採用しかなかったため、



やむなく学生時代のバイト先に就職したからだ。



もともとは事務職、できれば人事につきたいと考えていたからだ。



まあ、そのときの志望レベルとしてはあこがれ程度だったが・・・





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ボスにアタック2 そして・・・ 04/20

休憩の話から給与へと思わぬ方向へ行ったが、


給与は給与でいろいろとあった。


学生時代からの続きで社員になっても時給だったが、



毎月の給与は定額で20万だった。



じゃあ、差額はどうしたかというと



半年分まとめて精算していた。




例えは

1月本来の給与   195000円



2月本来の給与   220000円



3月本来の給与   225000円




こんな感じで毎月定額の20万円からの差額は



1月  −5000円    

2月  20000円

3月  25000円


ということで3か月分の差額合計は40000円になるが



これが「賞与」として支給されたいた





思いっきり賃金支払い5原則に違反しているが、

(5原則については別の所で説明しますね)


ボスいわく「税理士に確認しているから大丈夫!」ということだった。

↑社労士に確認してないところがポイントやね(笑)



さらに法人なのに



社会保険加入させるかどうかは本人の査定次第だった。



ということで、ボスのさじ加減ひとつで保険加入が決まっていった。

(普通は無条件に強制加入!!)



給与の件や休憩、有給の件で、ボスとやりとりを続けていたが



ほとんどの点で平行線だった。



そして自分としてはもっとこの分野の専門知識を身につけたいと思うようになった。


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ボスにアタック! 04/18

社会保険労務士の受験勉強は大体労働基準法から始まる。


労働法規の基本の法律だが、条文にして100条少ししかない。



なので一通り目を通すとなんとなく分かった気になって、


すぐにボスにおかしいなと思う部分を尋ねてみた。



「休憩って8時間働くなら少なくとも45分は必要ですよ。」



「俺は休憩自体とっていない。お腹がすいたならおにぎりくらい食べる時間はあってもいいが、それにしても45分は不必要だ。」






「ボスは経営者なので、労働基準法の対象外です。労働者でないので休憩をとってもとらなくても好きにしていいんです。



けど、僕たちには取らせないとまずいんです。」






「じゃあ、業務の暇な時間帯があるやろ。毎日1時間ほど。それを休憩時間にしたらいい。」



「暇な時間でも電話応対や来客応対があるので休憩時間とはできないんです。」






「わがままなヤツやなあ・・・本気で仕事する気あるんか?それほど休憩が欲しいなら



毎月の給与から(休憩時間に相当する)45分分を毎日カットするからな。



休憩なしで給与を払っているからその分こちらは経費削減になるからいいかもな。」



「・・・・」




初回はこんな感じのやりとりだった。


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社労士を目指したっきかけ 04/16

Q&Aとは別に転職や社労士全般の話も入れていこうと思う。

まずは社労士を目指すきっかけの部分から


社会保険労務士を知ったのは就職してすぐのことだった。


学生時代からのバイト先に就職したが、学生時代にはあまり深く

考えていなかった就業内容に疑問をもったのがきっかけだった。



例えば・・・



「8時間労働の場合休憩時間が必要らしいが、その時間は経営者が自由に決められるので15分にする」




「有給休暇は会社として認めない。個人の都合で休んでおきながら、給与を保証するとはばかげている。盗人に追い銭と同じだ」




「就業規則は作っているが、内容は見せない。いつでも経営者が内容を変更できるため、社員に見せても意味がない」


その他にもいろいろあるが、その当時は明確に反論できなかった。



自分が法学部出身だったが、あまり学生時代に勉強していなかったので、

再度自分のためにも勉強してみよう、やるならその道の専門家レベルまで到達したいと思った。


そこから実際に合格するまでは4年かかった。

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解雇っていつでもできますか 04/15

Q 解雇って会社の都合でいつでもできますか?

A 当然制限があります


よくドラマで「お前なんかクビだ、明日から来なくていい」みたいな

シーンを見るが

会社が無制限に労働者を解雇できるわけではない。

当然制限がある。


・業務上負傷・疾病の療養のため休業期間及びその後30日間
・産前産後休業期間及びその後30日間

は禁止になっているし、妊娠が分かった段階で解雇っていうのも

他の法律(男女雇用機会均等法)で制限されている。


また仕事で一つミスをしたからすぐ解雇って言うのも無理

まずは懲戒規定に沿ってそれなりの社内処分(始末書、訓告、減給)を

した後でなければならない。

社内処分を何回も受け、改善するために教育もしてもらっていながら

繰り返す場合はやむを得ず・・・ってことになるけどね



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契約書ってもらったことないんですけど 04/13

Q 勤務条件は口頭で説明してもらっただけなんですが、OKですか?

A 全ての条件を口頭で説明してしまうのは×です



会社によっては内定連絡した祭に

「給与は◎◎円、勤務は●●〜△△まで、じゃあ明日からお願い!!」

見たいな感じで説明を終わっているところもあるみたいだが

必ず書面で労働者に交付する項目は決まっている


・労働契約期間
・終業場所、仕事の内容
・始業と終業の時刻
・時間外の有無
・休憩、休日、休暇
・賃金の決定、計算及び支払いの方法、
 賃金の締め切り及び支払いの方法
・退職に関する事項


それ以外にも会社で規定として決まっていることがあるなら

それも本人に説明が必要になる

普通は個別の労働条件(賃金や就業時間など)を個別の契約書で

その他の条件は就業規則を見せて説明するのが多いかな


だから全て口頭だけの説明の場合はまずいので

一度会社に確認してみましょう。


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パートは1年契約ですか? 04/11


Q パートで5年契約って無理ですか?

A 特別な上限に該当しない限りは3年が上限です




法律が改正されて今までは「原則1年」から

「原則3年」に延長されたので

事務のパートなら1年を越えた期間で契約することも可能


5年の期間で契約できるのは専門的知識を持った方や

60歳以上の方との場合になっているので

一般的には「1年契約」っていうのが多いかな。


中には契約書を最初だけ交わして、その後はそのままって

いう会社もあるみたいでやね。

労働条件が変わらないからっていうのが理由みたいやけど

それはまずいので、「契約書きちんと発行してください!!」って

言ってね。


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労働者って正社員だけ? 04/09

Q 労働者って正社員だけを指しますか?

A 正社員だけでなくパートやアルバイトも含みます

法律上は
「職業の種類を問わず、事業に使用される者で、賃金を

支払われる者」ってなっているので


「正社員や契約社員、パートの区別なく、

その会社に雇われていて給与が払われていればOK」


なので週2日しか勤務しないパートの人でも

適用される。


また差別的取り扱いも禁止されているから

例えば同じ仕事をしている男女がいて

男性が女性より給与が多いのはアウト!

(ちなみに逆の場合もアウトです)


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労働基準法って何?? 04/08

Q 労働基準法って何が書いてありますか?

A 労働者保護のために最低限の労働基準が書いてあります



働く人にとってかかわりが深い法律だけど、

あんまり内容は知られていない部分がある。


一般的に使用者(会社)>個人(労働者)なので

法律で弱い立場の労働者を保護しようっていうので

作られた法律

なので「人たるに値する生活を営める最低のもの」を定めているから


・この基準を下回ったルール(就業規則など)は無効

・自動的に労働基準法のラインまで条件が引き上げられる

ようになる


ただ、会社によってはこの法律のラインより

上の条件を定めている場合もあるけど

それはそれで大丈夫!

法律の基準までラインを下げられることはない。


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就業規則って会社が決めるの? 04/05

Q 就業規則って会社が勝手に決めるのですか?

A 決定するのは会社ですが、従業員代表に意見を聞く必要があります。


就業規則は会社のルールなので、基本的には会社が作成します。

ただ、法律である程度の縛りはあります。

1つ目は「従業員代表の意見を聞くこと」です。

従業員の過半数から選ばれた代表者に就業規則を見せて

意見をもらいます。

ただし、あくまで「代表者に就業規則を見せて意見を聞いた」

だけにとどまるため

「こんな内容では納得できん!!」ってコメントをしたとしても

現状では強制的に変更を求めることは出来ない。。。


これだけを聞くと「なんで??」って思うけど

将来的にはこれは改善される見通し。

法律改正案で「就業規則制定・改訂時に従業員代表者の

同意が必要」となる方向で話が進んでいる。

早く実現できればと個人的に願っている。


2つ目は労働基準法の内容を下回ってはいけないという部分

もし下回った場合は「その部分は無効になり、労働基準法の

内容が適用」になる。

3つ目は労働基準法で「必ず載せる項目」「定めがあるなら載せる項目」というふうに決められていること

必ず載せる項目は・・・始業・終業の時刻、休憩、休日、休暇

           賃金(支払方法や時期、締切日など)、退職


細かくはもう少しあるが、賞与や退職金などはこの内容には

入っていない。


長くなったのでこの辺にするが、次回からは「労働基準法」の内容に

ついて書いてみたい。


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就業規則って何が書いてあるの? 04/03

Q 就業規則って何が書いてありますか?

A 労働基準法に定められた内容を盛り込んだ会社のルール



よく「就業規則は学校で言うところの校則みたいなもの」って言う話を

聞くが、間違っていないけどそれだけではない。

就業時間や休日、休憩、休暇、賃金、出張、健康診断・・・など

かなり多くの内容が盛り込まれている。

「校則」に近いのは「服務規律」かな。

いわゆる「これやったら×、あれやったら×、こんなことしたらダメ」

みたいなことが書いてあるからね。


ただ、この服務規律っていうのは「懲戒解雇」の内容とセットに

なっているから注意が必要

「これだけやったらダメな項目に違反しているから、会社としての

ペナルティとして懲戒がある」というスタンスだから・・・


「まあ、普通に仕事している分には懲戒なんてならない!!」

っていうのも最近では危ないかも

いわゆる「個人情報保護」の関係から

社内の個人情報が流出してしまったり、その一歩手前と言う場合は

処罰の対象になっているので注意してくださいね。


単純に会社の仕事を家に持って帰って・・・と言う場合でも

「社内情報を社外に持ち出した」ことになるからね。


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就業規則って誰でも見れますか? 04/01

Q 就業規則ってだれでも見れますか?

A 見れます!というか見れなければまずいです



法律上は常時従業員10人以上の会社には就業規則を定めることになっている

この「常時10人以上」というのは正社員だけでなくパートも含めて

考えるからかなりの会社には定められているはずである。

しかも「周知」(みんなにひろく知らせること)が求められている。


ただ会社のルールを定めている就業規則っていうのは

毎日見ないと仕事が進まないっていう性格のものではないので

あんまり意識されないことが多い。


人数が少ないところはコピーを対象者に配れば良いが

ある程度の人数になると「誰でも見れる場所に備え付け」が

多くなる。


ここで注意して欲しいのは「誰でも見れる」点!

備え付けてあるが「社長室の金庫の中」ではアウト!!

社員の休憩室など「誰に気兼ねなく自由に閲覧できる」ことが必要


個人に配布されているなら問題ないが、もし「備え付け」なら

一度どこにあるかチェックしてみては?


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